2年前に階段を踏み外して左足首を捻挫した。
包帯で固定していたが結局痛みは残ったままになり、それから捻挫が癖になってしまって来院。
【治療初回】
歩くことは問題ありませんが、走ることと正座をすることは捻挫が痛くてできない。
検査した結果、靭帯のゆがみと関節のゆがみがあったので、それぞれのゆがみを矯正すると痛みはだいぶ改善されました。
初回はこれで終了。
【治療2回目】
まだ関節のゆがみが残っていたので、それを矯正しました。
しかし、ある程度は良くなるのですが、あと少しのゆがみがなかなか矯正できません。
足首の骨模型を確認しながら試行錯誤して、ある骨を引っ張り出す様に矯正してみると、「コツッ!」と音が鳴りました。
ここが治療ポイントでした。
そのあとは正座をしてもらっても痛みは出ませんでした。
その後、この患者さんが同じ場所の捻挫で来院したことはありません。
ちなみに、その骨とは距骨です。
最近「距骨調整」をする治療院が増えてきているようです。
実際、その治療院がどのように調整するのかは知りませんが、当院では当院なりの距骨調整?矯正?をしました。
「捻挫が癖になる」
そんな話をよく聞きますが、本当に捻挫は癖になるのでしょうか。
当院は捻挫が癖になっているのではなくて
「治りきっていない」
と考えております。
治ってないからちょっとした事で、また同じ場所を捻挫する。
すると本人はまるで捻挫が癖になってしまったと勘違いしてしまうのです。
古い捻挫、過去の捻挫や、治りきらず古傷として我慢している捻挫でも、複数回の施術によって細かく矯正していけば必ず治ります。
捻挫にお悩みでしたら、セカンドオピニオンをお勧めします。