膝に水が溜まるとは
膝に水が溜まる状態を正式には膝関節水症と呼びます。
膝関節の内部で関節液が過剰に生み出されることで腫れや重だるさが出て、曲げたり伸ばしたりした際に抵抗や痛みを感じます。
以下に膝関節水症の原因と施術ポイントをまとめてみました。
一般的に言われる原因とその矛盾
膝関節水症の原因は、一般的には炎症と言われています。
もし本当に炎症が原因であれば、冷やして安静にすれば炎症が治まり自然に水は引くはずです。
もしくは自然に水が引かなくても、炎症が治まったあとに水を抜けばそのまま治るはずです。
なぜなら炎症とは、傷を治すための身体の反応のことを言うからです。
傷は安静にしてれば自然と治りますよね?
本当に炎症が原因なら、安静にさえにしていれば、必ず治るはずなのです。
しかし、ずっと安静にしていても水を抜いても、再発する人がいます。
つまり、炎症が原因ではなく、別の原因があるからです。
傷が塞がろうとしているのに、傷を広げる力が働いていれば、塞がるはずがないということです。
水を抜いても再発する理由
水を抜くという処置は、あくまでその場しのぎの対応です。
傷でいえば、絆創膏を貼ったり消毒した状態。
そんな処置をしても、傷を開こうとする力が働いたままなら、傷はいつまでも治りませんよね?
膝の水も同じで、本当の原因が手つかずだと関節液は再び溜まっていきます。
根本原因をそのままにしておけば、何度も繰り返してしまうのは当然なのです。
当院の考える原因
長時間歩いたことが原因で、足の指に水ぶくれができたことはないでしょうか?
靴が合わなかったり、靴の中で足の指が歪み余計な力が長時間加わっていたことが原因かと思います。
なので、靴を脱いで足の指を自然な状態に戻し、水を抜くと自然と治ります。
膝の水もそれと同じです。
水ぶくれの原因が靴であったり余計な力だったように、膝にもどこかからの余計な力が加わり、膝に水を溜めているのです。
では、その合わない靴・余計な力、根本原因はどこにあるか?
当院の考える「膝に水が溜まる根本原因」は以下の3つです。
- 膝の上の膜
- 膝を包む膜
- 膝の中の靭帯
これらの問題を解消すると痛みが軽減し、膝への力のバランスが整い、過剰な関節液を作る必要がなくなります。
すると、膝の水(関節液)体内へ自然吸収されて自然となくなっていくのです。
まとめ
根本原因が解消されると、痛みと腫れは次第に改善されていきます。
痛みが無くなっても水そのものが瞬時に消えるわけではありませんが、水が溜まる理由が無くなるため自然となくなります。
そうなれば、膝関節水症は完治です。
「何度も水を抜いているけど、またすぐ溜まる」
水を抜いても改善しない場合は、セカンドオピニオンをお勧めします。









