小学生から中学生、10歳前後の成長期によくある症状で、踵に痛みが出る、セーバー病(シーバー病)という疾患があります。 日本名は踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)。
かかとにハレや痛み、圧痛が出て歩行が困難となります。 かかとに加重できないため、つま先歩きになっているケースをよく見ます。 激しい運動のあとに症状が強く出る傾向があります。
セーバー病は、数あるスポーツ障害の中で、当院がもっとも「治せる」と自信を持って言える疾患です。 多数の改善実績があり、その中の8割強は1回~2回、10分程度の施術で治っています。
そんな当院だけが知っている、一般的なセーバー病の原因や治療の矛盾、間違いを、以下にまとめてみました。
この記事の目次
1.セーバー病とは?
- セーバー病の概要
- オスグッド病と並んで成長期の子供に多く発生する痛みが、セーバー病とよばれる「かかとの疾患」です。 セイバー病は別名、踵骨骨端症ともいわれ、小学校高学年くらいが好発年齢で、特にサッカー少年に多く見られます。 成長期の子供に多い症状なので、成長期の膝の痛み「オスグッド病」と同じようにかかとの成長痛ともいわれます。 重度になると歩くことが困難となり、かかとの負担を軽減するために松葉杖を必要とします。 症状が軽くても重症化し完治までに長引くケースもあるので、軽視できない疾患です。
- 当院の考える概要
- 基本的には一般的な概要と考えは同じです。 成長期に起きる疾患は、大きく成長しようとする身体の働きと、トレーニングによって強く固くなろうとする身体の働きとの間に起きている歪みが原因です。 安静にしなくても施術で治ります。 女の子に比べて男の子に発症が多いのは、筋肉が付きやすく身体も大きくなりやすいからだと考えられます。男の子の方がサッカーや野球など、運動系の習い事を多くしている点も挙げられます。
2.原因について
- 一般的にいわれている原因
- ダッシュやジャンプなど、運動の際にかかととアキレス腱が付着している踵骨骨端部とよばれる部分にアキレス腱の引っ張る力が加わることで、踵骨に血流障害が起こり、かかとの骨の骨端軟骨より先の部分である踵骨骨端核が壊死したり、かかとの骨軟骨が炎症をすることで生じる疾患です。
- 当院の考える原因
- セーバー病は、血流障害も炎症も関係ありません。ましてや壊死なんてしているはずがありません。 セーバー病の原因は、身体の成長(伸びようとする力)と、強くなろうとする筋肉(固くなろうとする力)との矛盾で発症します。成長期は幼児の柔らかい足裏から、大人の固い足裏へ代わる時期です。 習慣的にスポーツをしている場合は、特に身体が鍛えられ固くなるので、成長痛になる可能性も必然的に高くなります。 柔らかいものを伸ばすより、固いものを伸ばす方が力が必要ですよね。 その力が思わぬところに歪みを与えているのです。 例えば口の堅い瓶を開ける時、不自然なポーズになったりしますよね。 スポーツに励んでいる成長期の子の身体の中でも、同じようなことが起きているということです。
- ※炎症であれば、冷やして安静にしていれば2~3日程度で自然に治るはずでが、実際、セーバー病は治りません。つまり炎症が原因ではないということです。
3.診断について
- 一般的な診断方法
- 整形外科では初めにレントゲンを撮ります。 踵骨骨端核の変形や、かかとの異常を確認できる場合がありますが、何もレントゲンに異常が映らない場合もあります。 その場合でも、受傷時の年齢や習慣としているスポーツ、痛みの発生場所などの症状を診断材料にします。
- 当院の診断方法
- レントゲンは撮りません。 一般的な診断方法は関係ありません。 セーバー病と思われる症状でも先入観を持たないようにするため、当院は疾患名にこだわらず、「かかとが痛いから、かかとの痛みをとる」というシンプルな考えで治療に当たっています。 レントゲンに映らなくても症状から診断できるのでしたら、初めからレントゲンを撮る必要はありませんよね。
4.治療について
- 一般的な治療方法
- 痛みが出ている間は、スポーツや運動を中止し、かかとにかかる負担を減らします。 歩くのも困難なほど重度の場合は松葉杖を使用します。 インソール(中敷き)を使用して偏平足のアーチを調整したり、かかとよりも足指側に重心がかかるようかかとを高くすることも有効です。 痛みが軽減したあとはアキレス腱、ハムストリングス、内転筋、ヒラメ筋、足底筋などのストレッチで再発を防止します。 成長期が終わると自然に治ることもあります。
- 当院の治療方法
- 施術にて最短一回で完治可能です。 セーバー病は「ある場所」に必ず問題が起きております。そこを10分程度の施術をすることで、8割確率で1回~2回で完治させることが可能です。 すぐに治るので、スポーツや運動、体育の授業も休む必要はありません。ストレッチはやりません、やらせません。ストレッチは逆効果です。 悪化や最悪の場合、治りかけているセーバー病を再発させてしまう可能性があります。
5.転院してきた理由
セーバー病は口コミや紹介で、他院から転院してくる方が多数いらっしゃいます。 転院の理由を聞くと、以下のようなことをおっしゃります。
1
整形外科でセイバー病といわれた。
整形外科でレントゲンを撮ったらセイバー病といわれて、電気治療に通いながら安静にしていたが、一向に良くならない。 電気治療などの機械による治療は効果がない、もしくは薄いと思われます。 また、実際に診てみたらセーバー病じゃなかったケースも多々あります。
2
スポーツを休みたくない。
大会が近い。 練習を楽しみにしているので休みたくない。 転院してきたセーバー病患者の一番の理由はこれです。つまり一日も休まず早く治したいということです。 一回の施術である程度軽減できるので、当院から患者さんに安静を指示することはありません。スポーツを続けながらでも治療は可能です。
3
何ヶ月も休んでいるのに良くならない。
整形外科や他の接骨院での治療は、固定と安静が基本です。 つまり、自然に治るのを待ちましょうということです。 セーバー病は成長痛ですので成長期を過ぎれば自然に治ると言われていますが、発症の時期によっては何年もかかるケースがありますし、絶対に治るとは言い切れません。 たとえ自然に治ったとしても、何年もスポーツを休んでしまっては引退したのと同じではないでしょうか。
4
ずっと施術を受けているが変わらない。
当院も施術でセーバー病を治しますが、どこ治療院での施術でも良いというモノではありません。 美味しくて人気の料理人や、カットの上手な美容師がいるように、治療家にも技術のある者とない者がおります。 正しい治療ポイントを的確に施術しなければ結果は出ません。
5
成長期が終わるまで治らないと言われた。
確かにセーバー病は、成長期を過ぎると自然に治るケースもあります。 しかし、確実に治るとは言い切れませんし、いつ治るかも分かりません。 痛みが軽減したのでスポーツに復帰したら再発したなんて話はよく聞きます。 騙しだましで根本原因が治ってないから再発するのです。そんな状態で何年も経ってしまったら、身体を作る大事な成長期にとてももったいないことです。 セーバー病は成長期の間でも施術で治りますので諦めないでください。
6.一般的なセーバー病の治療は矛盾や間違いだらけ
上記のように、一般的にいわれているセーバー病の常識は間違いがとても多いのです。
一般的なセーバー病の治療は基本安静です。 つまり自然に治るのを待つということです。 セーバー病は安静にしなくても施術で治ります。
セーバー病の原因は、アキレス腱がかかとの骨を引っ張っているからではありません。 原因はある部分の堅さにあります。 そこを緩めるとスムーズにかかとの痛みが取れます。
また、ストレッチは悪化させる可能性があるので絶対に止めてください。 セーバー病の原因は、アキレス腱によって患部が引っ張られるからと診断をしておきながら、同じ動きをするアキレス腱のストレッチは明らかに矛盾しています。
そして最後にインソール。 インソールはかかとに痛みが出にくい状態にして自然に治るのを待っているだけです。 施術なら最短1回、かかっても2回か3回で治ります。
7.まとめ
セーバー病は治療をしなくても、成長期が過ぎれば痛みが軽減していくケースもあります。
しかし、自然に完治するまでは、スポーツを長期離脱しなくてはならず、大会優勝などの目標を立てて頑張ってきたお子様や、それを見守ってきた親御様にはとてもツライことになります。
当院のセーバー病治療は最短一回の施術で完治させることが可能です。 これは当院の誇りです。
以下の動画の子でいえば、初回の施術2分程度で完治しました。
セーバー病は施術で治ります。安静は必要ありません。 今通っている整形外科や接骨院の治療方針に疑問をお持ちでしたら、セカンドオピニオンをお勧めします。