サッカーの試合中に左脚を大きく内旋してしまい、痛みでプレーは中断。
まともに歩くことができないが、病院の診察では骨には異常なしと言われただけで、湿布を貼って安静にするよう指示を受ける。
しかし、二日後に修学旅行があるので、多少でも歩けるようにしたいと来院されました。
【治療初回】
左の脚の付け根が痛くて普通に歩くことは不可能。
これを世間ではグロインペインと呼ぶのだと思いますが、一言でグロインペインと言っても痛みの部位や原因は様々です。
仰向けになってもらおうとしても、左脚にまったく力が入らず、自分の手で支えないと脚をずらす事すら出来ない。
脚を持ち上げるときに使う筋肉のメインは腸腰筋です。
しかし、その腸腰筋を使うためには腰、広背筋や胸腰筋膜が正常に動く必要があります。
更に、もも上げには大腿四頭筋なども関与します。
ますは、その辺りを調整。
さらに骨盤の関節が緩んでいると思い、それを締めるように調整をすると、かなり脚に力を入れられるようになりました。
そこで起き上がってもらい、さらに背骨と骨盤を調整した後、試しに歩いてもらうと、多少違和感は残るものの普通に歩く事が出来るようになりました。
初回終了
【治療2回目】
無事に修学旅行へ行けたと報告を受けました。
ただし、まだ少し違和感があり、右脚と比べて左脚の踏ん張りが利かない。
前回と同様に骨盤の関節のゆるみ、加えてお尻と太ももの筋肉も調整。
さらに尾てい骨や首も調整していきました。
すると外に出て何度か走ってもらっても、痛みはまったく出ませんでした。
2回目終了
【治療3回目】
すっかり痛みも無くなり、サッカーにも無事に復帰しゴールを決めたそうです。
最後に全身を調整して、脚の痛みは完治です。
グロインペインは当院の得意とする疾患のひとつです。
子供でも大人でもプロでも関係ありません。
現在通っている治療院でグロインペインの施術結果が出ないようでしたら、セカンドオピニオンをお勧めします。