サッカー選手特有の疾患にグロインペイン症候群があります。
ボールを蹴る時に脚の付け根あたりに痛みが出ます。
痛みが出る部分は人によって微妙に違います。
ソケイ部と呼ばれる脚の付け根が1番多いのですが、下腹部やそのキワの部分の場合もあります。
重症だと、その辺が全部痛いなんて事も。
同じスポーツ障害でも、オスグッドやセーバー病は成長期限定ですが、グロインペインは小学生から大人まで誰でも起こり得ます。
仮にプロ選手がグロインペイン症候群を発症すると、長期の離脱を余儀なくされます。
実際にJリーガーや海外の選手などが何人もこの痛みに悩まされています。
サッカー界ではかなり厄介な疾患と認識されているようです。
今回は、グロインペイン症候群を発症する前兆と、そこから進行しないための予防策を説明します。
まずは前兆についてです。
仰向けになって股関節を曲げます。
分かりやすくいうと、仰向けで膝を抱える姿勢です。
当たり前ですが、その時に股関節を真っ直ぐ曲げようとすれば真っ直ぐ曲がるはずです。
しかし、グロインペイン症候群になりかけている場合は、太ももが大きく外に逃げます。
これは意外とプレー中には気がつきません。
こうなっていたらグロインペイン症候群の予備軍だと思ってください。
この症状が悪化すると、ボールを蹴ると痛い、あるいは痛くてボールを蹴れなくなってしまいます。
というわけで、その状態から悪化させない為の予防策!
それは、太もも前側のストレッチです。
じっくりと時間をかけてストレッチしてください。
最低でも片足1分はストレッチ!
ツラかったら上半身は起こしてくださいね。
これで、グロインペインの発症を抑えられる可能性が高くなります。
むしろ、サッカー選手なら常日頃からストレッチしていても良いかもしれませんね。