概要

膝関節には「半月板」という軟骨組織があり、関節のクッション作用や動きをスムーズにする重要な役割を果たしています。
半月板は、膝にかかる衝撃を吸収し、関節面同士が摩擦するのを防ぐことで膝の負担を軽減しています。
しかし、スポーツ中の急激な方向転換やジャンプの着地時、あるいは日常生活で膝を強く捻った場合などに、この半月板に損傷が生じることがあります。
これを「半月板損傷」と呼びます。
半月板損傷を起こすと、膝に痛みや腫れが出るほか、関節の動きに違和感や引っかかり感が生じたり、時には膝が完全に伸びたり曲がったりしなくなることもあります。
また、損傷が重度になると、関節内に水がたまる(水腫)などの症状も起こります。
この損傷は、特に運動量の多いスポーツ選手や活動的な若い世代に多く見られますが、加齢による半月板の劣化が進んだ中高年にも頻繁に起こることがあります。
半月板損傷の治療には、安静・固定・リハビリを中心とする保存療法から、損傷が激しい場合には手術を行う外科療法まで幅広い選択肢があります。
一般的に言われる原因
- ● スポーツ中の膝のひねりや急な方向転換
- ● ジャンプの着地時など、膝にかかる強い負荷
- ● 加齢や長期間の負担による自然劣化
受傷時の状況は、とても重要になるケースもありますが、当院の基本は「どこをどうすると痛いか」で、痛みの原因にフォーカスします。
「こうすると痛い」ということは「ここが原因」というような感じで、即座に原因を判定することが可能です。
原因さえわかれば、あとはその痛み原因を取り去るだけです。
一般的な治療手段
- ● 安静とギプスやサポーターによる固定をしながら自然に治るのを待つ
- ● 消炎鎮痛薬で痛みの軽減させながら自然に治るのを待つ
- ● 物理療法(リハビリテーション)をしながら自然に治るのを待つ
- ● 重度の場合は手術
このように文字に起こしてみると、自然治癒を待つ治療方針の多いことに気が付きます。
当院は施術にて積極的に痛みを取り去ります。
施術で治るので、余程のケースでない限り手術も不要と考えております。
まとめ
半月板損傷と診断されても、施術によって痛みが軽減したり改善したりするケースがほとんどです。
その場で痛みは無くなることも珍しくありません。
水が溜まっている場合、施術現場で水は引きませんが、痛みを改善させることで膝の水も自然と引いていきます。
半月板の損傷が激しく重症な場合は手術が必要ですが、それほど深刻でない場合は自然に治るのを待つのではなく、施術で完治を目指しても良いかもしれません。
手術や長期安静を決める前に、まずはセカンドオピニオンをお勧めします。