サッカー選手でボールを蹴ると脚の付け根(股関節・鼠径部)が痛い症状があります。
小学生からプロ選手まで発症する疾患です。
これには名前が付いていて「グロインペイン症候群」と呼ばれています。
グロインは直訳で鼠径部、ペインは痛み、症候群は「症状の集まり」ですから、足の付け根辺りが痛ければ、すべてグロインペイン症候群と診断されます。
なんだかボヤっとしてますよね。
要するに原因や場所がはっきりしていないということです。
インターネットなどでグロインペイン症候群を調べると、以下のような原因が上がって来ます。
・腸腰筋、内転筋、恥骨筋の炎症
・筋力不足
・恥骨の炎症または疲労骨折
これらはすべて、当院とはまったく考えが違います。
まずは炎症についてです。
炎症とはよく聞く言葉ですが、グロインペインは1ヶ月~2ヶ月、場合によっては半年以上痛い場合もあります。
炎症がそんなにも長い間ずっと治らないことなんであるのでしょうか?
ありえません。
つまり、炎症とは名ばかりで、実際は炎症が原因ではないということ。
本当に炎症しているかどうかも怪しいところです。
次に筋力不足。
グロインペインはプロ選手でも発症する症状です。
筋力自慢のプロ選手なのに、筋力不足が原因?
どれだけ筋力をつければ良いのでしょうか?
筋力がある人もない人もグロインペインになるのですから、筋力不足が原因ではありません。
そして最後に疲労骨折。
疲労骨折についても、レントゲンで写ったボヤっとした白いモノを見て疲労骨折といっているのでは?
そもそも疲労骨折という名の骨折はないというのが当院の考えです。
当院では疲労骨折といわれて来た患者さんを施術で改善させております。
骨をくっつけているわけではありません。
原因がはっきりしないから疲労骨折という都合の良い疾患名を使っているだけで、初めから骨折してなかったということです。
このように、世の中でいわれているグロインペインの原因がすべて間違っているのです。
ハッキリ言って、グロインペインは施術で治ります。
グロインペインで長期離脱してしまう選手もいると聞きますが、当院ではそこまで厄介な疾患ではありません。
どちらかと言えば治りやすい疾患で、例えば小中学生なら一回でほぼ治ってしまうこともあります。
ただし、高校生以上になってくると、さまざまな要因が増えてきて治りづらくなってきます。
グロインペインは、安静にしているだけではなかなか治らないし、仮に復帰してもまた痛くなるパターンがとても多い疾患です。
それは何故か?
グロインペインの痛みの原因の一つに「足首」があります。
足首を捻挫して治ってきたと思ってたら、今度は股関節が痛くなってきたというパターンが良くあるのですが、この場合の起因はずばり足首捻挫。
足首捻挫をきちんと治さなければ、グロインペインも治りません。
もし捻挫が癖になっている場合は、今さら固定しても手遅れなので、靭帯や腱を施術で整復する必要があります。
そうすれば、なかなか治らないグロインペインもどんどん改善して行きます。
思い当たることありませんか?
もし、現在通っている治療院で結果が出ないようでしたら、セカンドオピニオンをお勧めします。