普段はスーパーのレジ係の仕事しているが、数ヶ月前から仕事中に右肘が痛む様になる。
整形外科ではテニス肘と診断された。
ただし、テニス経験はなし。
施術開始
テニス肘は、重い物を上からつかむと肘の外側が痛むのが特徴的です。
重度の場合は痛くてつかめません。
痛みが出ている部分は、肘の外側「上腕骨外側上顆」という部分です。
そのあたりに痛みが出ていると、正式には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれるのですが、テニス選手に多い痛みなので通称で「テニス肘」と呼ばれます。
今回の様にテニスをしていない人でも発症します。
これはテニス肘に限りませんが、「〇〇炎」とネーミングされたスポーツ障害の痛みで、実際に炎症が起きているケースはありません。
もしも、炎症が起きていたら患部を冷やして安静にしなければなりませんが、外側上顆炎(テニス肘)は炎症していませんので施術で改善します。
その施術ポイント、原因はズバリ!
肘ではなくて肩の筋肉にあります。
肩の筋肉の動きが悪いせいで、肘に負担がかかっているのが痛みの原因です。
その原因となっている筋肉は肩の奥にあり、その周辺には太い神経や血管が通っているので、慎重に緩める必要があります。
今回のケースでも、その筋肉を緩めると痛みは半分くらいになりました。
施術2~5回目
引き続き肩の筋肉を緩める。
さらに肩甲骨と肋骨の動きをよくすると、痛みは徐々に引いていき4回施術した結果、日常でも仕事中でも痛みは出なくなりました。
まとめ
似たような疾患で肘の内側が痛い「野球肘」があります。
野球肘と比べるとテニス肘は少し治りづらいですが、治療ポイントを探りながら的確な施術ができれば、必ず良くなります。
今通っている治療院に不安をお持ちでしたら、セカンドオピニオンをお勧めします。
↓ テニスをやっている方の疾患で、以前以下のようなケースがありました。