「◯◯に炎症が起きていますね」
身体のどこかを痛めて医療機関に診てもらうと、よく言われるセリフです。
炎症は身体のあらゆる部分に起こります。
炎症を簡単にまとめると
身体に入ってきた細菌やウイルス、毒を退治しようと反応している時や、身体に受けた打撲や傷を早く治そうとした時に、血液が反応して起きる現象です。
炎症には4つの症状があり、ケルススの4徴候と呼ばれています。
- 疼痛 (とうつう) 痛みがでること。
- 発赤(ほっせき) 赤くなること。
- 熱感(ねつかん) 熱を持つこと。
- 腫脹(しゅちょう) 腫れること。
蚊に刺された時のことを思い出すと、分かりやすいかもしれません。
スポーツ障害の炎症について
当院でも、炎症(〇〇炎)という言葉は、よく聞きます。
例えば、
- 腱鞘炎
- 上腕骨内側上顆炎(野球肘)
- 肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)
- 腸脛靭帯炎(ランナー膝)
- アキレス腱炎
- 足底筋膜炎
他にも、たくさんあります。
すべて、炎症が起きているとされる部位に、炎症を意味する「炎」を付けた疾患です。
このように、炎症が起因とされる身体の痛みはたくさんありますが、実際はどうなのでしょうか?
〇〇炎は本当に炎症している?
肺炎や肝炎など、内臓に関する炎症は、専門外なので分かりません。
しかし、今まで多くの〇〇炎を施術してきた経験上、◯◯炎と呼ばれる疾患のほとんど、もしかしたら全部といっても良いほど、実際には炎症していません。
もし、本当に炎症が起きているのなら、冷やしたり安静にしたり、場合によっては薬を投与して、炎症が自然に治まるのを待つしか治療手段はありません。
本当に炎症しているのなら、何をしても「今は治らない」「今は痛みが取れない」はずです。
それなのに、他の医療機関で◯◯炎と診断されて、なかなか治らないと、当院へいらっしゃった患者さんの多くは、施術によって痛みが取れます。
もちろん、氷水で冷やしたり、消炎鎮痛剤を投与したのではありません。施術で完治させたのです。腱鞘炎でも、アキレス腱炎でも、足底筋膜炎でも、施術で完治可能です。しかも、最短なら一回、ほんの数分の施術です。
ということは?
そもそも、炎症は起きていなかったという事です。
世の中には、◯◯炎と診断されて、何ヶ月も治らない方がいらっしゃいますが、そこまで長く炎症し続けているものなのでしょうか?
普通に考えて不自然ですよね。
ウイルスや細菌などの内臓の問題を除けば、炎症を起こす要因は、骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れなどの、急な衝撃で痛めた場合だけです。
安静にしていれば、長くても一週間程度で炎症自体は治るはずです。
それなのに〇〇炎は何か月も炎症し続けている…
つまり?
〇〇炎と診断されても、本当に炎症しているケースはほどんど無いという事です。
これもう、ゼロと言っても良いくらいのレベルです。
まとめ
「〇〇炎なので、炎症が治まるまで待ちましょう」
などと診断されて、
何か月も炎症と言われていませんか?
何か月も安静にと言われていませんか?
今、通っている医療機関に不安を感じているのでしたら、一度セカンドオピニオンをお勧めいたします。