チアダンスをやっている埼玉県内の女子中学生の改善事例。
しばらく前から、左足の内くるぶしの前側が痛くてインターネットを検索し、ブログを見て来院されました。
今回のように、ホームページやアメーバのブログを見てご来院される患者さんは結構います。
過去の改善事例は、アメブロにもたくさんありますので、このホームページで見つからない場合は、アメブロで探してみてください。⇒ https://ameblo.jp/midori-seikotsuin/
施術1~2回目
左足でジャンプやターンをすると痛い。患部を見ると少し出っ張っている。押すと痛い。
典型的な「有痛性外脛骨」です。
当院には、有痛性外脛骨の学生がたくさん来ます。なので、完治には絶対の自信があり、有痛性外脛骨に対する施術は確立していると言っても過言ではありません。
原因は、すでに特定しています。
- 股関節の動きが悪い
- 膝の動きが悪い
- 足首の動きが悪い
その3つを改善させる事で完治させています。
思った通り、いつも通りに施術すると、有痛性外脛骨の痛みは、スムーズに無くなりました。
施術3回目
その場では痛みが取れるのですが、ダンスをするとまだ少し痛い。同じ施術を2回繰り返したのですが、ダンス時の痛みが取り切れず、患部を押してもまだ痛い。ほとんどの患者さんは一回の施術で治るのですが、この患者さんは治りきりませんでした。
そうなると、同じ施術をしても治りません。その場は良くても、高確率で再発します。もう一度、身体の不具合を見ながら、施術ポイントを洗い直しました。すると、左膝と右膝を比べ、左膝がねじれている事に気がつきました。
膝がねじれた状態で動くと、足首もねじれます。それが患部である足の内側に、負担をかけているのかもしれません。その膝のねじれを調整し、正しい位置に戻しました。
ちなみに、膝のねじれは、膝の中にあるクッション材(脂肪体)と、膝の裏の筋肉の硬さが原因です。
最後に足首を調整したところで時間となり終了。
施術4~5回目
まだ少し痛い。外脛骨を押しても痛い。再び治療ポイントの洗い直しです。
もしかして上半身の問題か?
試しに、肋骨の筋肉を引き上げながら外脛骨を押してみると…
「痛くないです!」
ちょっとくすぐったいのですが、肋骨の筋肉を緩めてみました。
さらに探ってみると、痛い側の股関節が、少し捻れている事に気がつきました。股関節が捻れると、膝と足首にも捻れのストレスが加わります。股関節の捻れの原因である、お尻の筋肉を緩めました。
するとジャンプしても痛み無し。
押しても痛み無し。
「ぜんぜん痛くないです!」
少し回数がかかりましたが、難治な有痛性外脛骨は無事に完治です。
まとめ
有痛性外脛骨の治療は確立したと思っていましたが、そう胡坐をかいていると、必ずと言っていいほど、今回のように難治の患者さんがいらっしゃいます。
しかし、当院はRMTという理論があるので、ひとつ目の手段がダメでも、ふたつ目みっつ目と、すぐに新しいアプローチが見つかるので、ゴールを迷うことがありません。
今回の施術で、ますます、有痛性外脛骨治療の極みに近づく事ができたのではないでしょうか。